第1回タグラグビー東北大会

【実施報告書】            山形県ラグビー協会コーチソサエティ委員(普及指導・タグ担当) 庄司洋一
試合名称 第1回タグラグビー東北大会(東北ブロック講習会)
目  的 東北各県から参加者を募り、タグラグビーを通して、タグラグビーの普及及び地域に根ざしたラグビーの普及を目的とする。
主  催 関東ラグビーフットボール協会
主  管 山形県ラグビーフットボール協会
後  援 山形県教育委員会 (財)山形県体育協会 山形新聞 山形放送 山形テレビ テレビユー山形 さくらんぼテレビ
開催期日 平成10年7月20日(月)海の日
会  場 新庄市東山陸上競技場(山形県新庄市東山)
大会日程  ・開会セレモニー   (10:15〜10:30)
    1 役員・選手整列完了
    2 開式通告 
    3 開会宣言    (山形県ラグビーフットボール協会 石沢 剛)
    4 大会会長あいさつ(山形県ラグビーフットボール協会副理事長 東海林 了)
    5 講師紹介
    6 選手宣誓    (山形県立新庄工業高等学校 主将 渡部 寿彦)
    7 閉式通告
    8 役員・選手退場
  ・タグラグビー講習会 (10:30〜11:30)
    講師 大八木淳史 氏
       (日本ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 委員)
       二谷 保夫 氏
       (関東ラグビーフットボール協会 普及育成委員会
                       タグラグビー小委員会 委員)
       神久  誠 氏
       (関東ラグビーフットボール協会 普及育成委員会
                       タグラグビー小委員会 委員)
  ・第1回タグラグビー東北大会  (12:00〜15:00) 
  ・閉会セレモニー   (15:00〜15:30)
    1 役員・選手整列完了
    2 開式通告
    3 成績発表
    4 表彰
    5 講評
    6 閉式通告
    7 役員・選手退場
参加者数 ●参加総数 302名
    <内訳> ・大会参加者数 252名
         (一般 33名 大学 6名 高専 6名 高校187名 小学校 20名)
         ・講習会参加者数 50名
講習会内容 ・タグラグビーのやり方
  ・タグラグビーのルール
  ・デモンストレーション(2ゲーム)
    新庄工業高校×山形中央高校 5分×1
    仙台ラグビースクール 5分×1
  ・チーム別練習(約30分)
大会内容  ・トーナメント勝抜法により優勝チームを決定した。
  ・トーナメントは、チームの5名の合計年齢により以下のように区分した。
   ●オーバー120歳の部(合計年齢120歳以上)
   ●オーバー90歳の部 (合計年齢90歳以上で120歳未満)
   ●オーバー75歳の部 (合計年齢75歳以上で90歳未満)
   ●オープンの部    (当日チームを作って参加の部)
   (当初オーバー60歳の部(合計年齢60歳以上で75歳未満)とアンダー60歳の部(合計年齢60歳未満)も予定していたが、事前の参加申込が無かったため、オープンの部にまとめて実施した)
講習会
大会結果
○前日17:00〜宿泊先にて、大会実施要項に合わせ細部の調整を下記の通り行った。
 ・講習会において、大八木氏より実技の説明を行い、その後大会事務局側で準備したタグを貸し出し、11時30分までの間参加者に練習を行わせる
 ・試合時間は決勝のみ7分ハーフで、その他は10分1本で行う
 ・選手の交代はレフリーの笛があったときのみとする
 ・次の試合の出場チームは、前の試合開始と同時にコートサイドに集合するよう、アナウンスする
 ・大会事務局側で飲料水等の準備がないため、参加者各自において飲料水等の補給を行わせること
 ・各ブロックの決勝ゲームは観客席の一番近いコートを使用し、そのゲームのレフリーは大八木氏が務める
 ・大会のレフリーは努める関係者は、当日9時30分に集合し、ルール等の説明を行う。また、レフリーは1コート当たり3名を1チームとして配置し、レフリー・記録・休息の  交代制とする
○コートの数は試合用コートを5つ、練習コートを1つ作成した
○コートサイズは30[m]×15[m]で行う予定だったが、デモンストレーションを行った際、コートが小さく、選手同士の接触の危険性があるということで、32[m]×19[m]に広げて実 施した
○大会結果は別紙トーナメント表の通りである
所 見 大会当日は天候に恵まれ、大会事務局で予定していた参加者数を大きく超える、302名もの方々に参加頂き、盛大に開催することができた。また、講師として、日本協会から大八木淳史氏、関東協会から二谷保夫氏と神久誠氏の3名を迎え、講習会や大会の運営等大変なご尽力を頂くと共に、大会を盛り上げるべくあらゆる面でご活躍頂いた。
講師の大八木氏には、オープンの部の仙台ママさんに入って、大会に参加して頂いた。また、各部の決勝のレフリーをしながら、選手へのインタビューなどもして頂き大会を盛り上げて頂いた。
大会を通して感じられたことは、子供から大人まで幅広い年齢層の参加者がおり、タグラグビーの特徴の一つである老若男女で楽しめる安全なラグビーを堪能することができた。また、グランドも長めの芝(草)で地面が柔らかく、参加者は思いきりプレーすることができ、けが人も出ず終了することができた。
今回の大会の反省として、高校生が参加者の74[%]を占め、今大会のターゲットであった小中学生の参加が少なかったことは、残念である。その原因として、大会開催決定の遅れから告知が遅れたことや、7月20日(海の日)ということもあり、他のイベントが多かったこと、全国中学校ラグビー交流会が近かったことなどが考えられる。しかし、一般の参加者の中に、「タグラグビーという言葉は聞いたことはあるが、実際に見たことも、やったこともない」という、小学校の先生が数名いたことは、これからの普及の光明の一つと考えられる。大会当日は天候に恵まれグランドで実施できたので、大会日程を予定通り実施できたが、雨天時の開催には体育館での実施になるため、コートの数や大きさの面で問題点があるため、雨天時の大会運営方法の検討が必要である。
今回はタグラグビーのキャップであり、元日本代表であった大八木淳史氏に来て頂けたことで、参加者が多く集まってので、来年も是非、講師として来ていただければと思う。また、関東協会より二谷保夫氏と神久誠氏が来て頂き、参加者に対して懇切丁寧な指導ができたこと、大会運営等で多数の助言を頂け、大変助かった。
来年の開催に向けて、
・大会開催の決定及び告知を早期に行い、今回参加の少なかった小中学生の参加者数を増やす。
・雨天時の大会運営方法の検討が必要である。
・大会運営費として、参加者の参加料だけでは賄うことができないので、協賛スポンサーなどを付けるなどの財源確保が必要である。
少ない運営者の中で、講師の方々には多大なるご負担をお掛けしましたが、第1回大会として、成功収めることができた。これも、日本ラグビーフットボール協会をはじめ、関東ラグビーフットボール協会、山形県ラグビーフットボール協会の方々のご協力があったからです。
最後に、今大会の開催にあたり、ご協力頂いた方々に感謝いたします。

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