第1回タグラグビー東北大会

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7月20日海の日に山形県新庄市の新庄市東山陸上競技場でタグラグビー東北大会が、絶好のタグラグビー日和の中、キャップの大八木氏を迎え、302名もの参加者が集まる中行われた。
 開会式では、山形県協会の東海林了氏の挨拶の後、キャップの大八木淳史氏、関東協会から二谷保夫氏、神久誠氏の紹介と挨拶が行われた。また、選手宣誓では、その時点まで宣誓をすることを知らされていなかった渡部寿彦(新庄工高)君だったが、つまりながらも大八木氏のアシストのもと、立派に選手宣誓を行った。
大会に先立って行われた講習会では、大八木氏を中心にタグラグビーの目的やルール等について説明した後、実際に競技を行うコートを使ってデモンストレーションが行われた。
今回の大会は、チーム5人の合計年齢ごとに参加区分が分かれており、オーバー120歳の部(合計年齢120歳以上)、オーバー90歳の部(合計年齢90歳以上120歳未満)、オーバー75歳の部(合計年齢75歳以上90歳未満)と、チーム構成を当日に行った。オーバー60歳(合計年齢60歳以上75歳未満)とアンダー60歳の部(合計年齢60歳未満)は、当日の参加チームの他、当日その場でチームを作って参加するオープンの部で行った。
 オーバー120歳の部では、仙台ラグビースクールの指導者のチーム、仙台スターズの戦いに注目が集まったが、1回戦10分1本というハーフタイムのない中、スタミナ十分の山形県選抜Bチームに二点差で惜しくも敗れた。また、この大会に合わせて十分な練習を積んできたはずのチームかもしかが、山形選抜Aチームに敗れた。決勝は下馬評通りに山形県選抜どうしの対決となり、点の取り合いになる中で最後にトライを重ねた山形県選抜Bチームが優勝した。
オーバー90歳の部では、日本女子代表を擁する仙台大学TRCが優勝するのではという声があったが、1回戦で日大タグラグビー部(日大山形高校)に敗れてしまった。敗者復活戦においても高校生のスタミナに翻弄され、惜しくも1点差で負けてしまった。一方1回戦を突破した日大タグラグビー部は、準決勝ではジャンケンで決勝進出を決めた。決勝では、チーム全員が坊主頭の日大BOZU(日大山形高校)を下し優勝を手にした。
オーバー75歳の部は、参加チーム21チームと今大会で最大の激戦となったブロックだった。決勝は、準決勝で同士対決を制した白石工業高校Cチームと、村田と陽気な仲間達(日大山形高校)チームが、1回戦で安定した力を見せた白石工業高校Aチームを敗って駒を進めた。前半白石工業高校Cチームがリードする中、終了間際に立て続けにトライをとった村田と陽気な仲間達が優勝した。
注目の当日参加のオープンの部には、キャップの大八木氏が登場。仙台ママさんに混じってプレーをしたが、随所に上手いプレーを見せた仙台ラグビースクールAチームに敗れてしまった。
各部の決勝戦は大八木氏のレフリーのもとで行われ、選手時代には考えられない程の厳しいレフリングや選手へのインタビューなどがあり、最高の盛り上がりを見せた。
閉会式では、表彰式の後に大八木キャップによる大ジャンケン大会が行われ、大会に花をそえ終了した。
大会全体としては、試合が進むに連れ、試合の運びやボールの扱い方、スペースの使い方などがどんどん上達し、それがはっきり見て取れたのが非常に印象的だった。

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