第4回タグラグビー東北大会

【実施報告書】       山形県ラグビー協会普及育成委員長  庄司洋一
試合名称 第4回タグラグビー東北大会
目  的 東北各県から参加者を募り、タグラグビーを通して、タグラグビーの普及及び地域に根ざしたラグビーの普及を目的とする。
主  催 関東ラグビーフットボール協会
主  管 山形県ラグビーフットボール協会
後  援 山形県教育委員会 (財)山形県体育協会 山形新聞 山形放送 山形テレビ テレビユー山形 さくらんぼテレビ
開催期日 平成13年8月19日(日)
会  場 新庄市陸上競技場 新庄市体育館(山形県新庄市東山)
大会日程   ・開会セレモニー   (10:00〜10:15)
    1 役員・選手整列完了
    2 開式通告 
    3 開会宣言     (山形県ラグビーフットボール協会 理事  深井 正仁 氏)
    4 主催者代表あいさつ(関東ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 委員
                                    飯原 雅和 氏)
    5 歓迎のことば   (新庄地区ラグビーフットボール協会 会長 鎌田 仁  氏)
    6 講師紹介
    7 選手宣誓     (山形県立新庄工業高等学校ラグビー部主将 渡辺 裕太 君)
    8 閉式通告
    9 役員・選手退場
  ・ラグビークリニック・タグラグビー講習会 (10:15〜11:30)
   講師 石塚 武生 氏(日本ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 委員)
      中島 修二 氏(日本ラグビーフットボール協会 日本代表コーチ)
      飯原 雅和 氏(関東ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 委員)
  ・第3回タグラグビー東北大会  (11:30〜14:30) 
  ・閉会セレモニー   (14:30〜15:00)
    1 役員・選手整列完了
    2 開式通告
    3 成績発表
    4 表彰
    5 講評      (日本ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 委員
                                   石塚 武生 氏)
    6 閉式通告
    7 役員・選手退場
参加者数   ●参加総数 92名
    <内訳> ・大会参加者数 47名
             (小学校12名 中学校0名 高校10名 一般25名)
         ・講習会参加者数 45名
講習会内容   ●ラグビークリニック
【対象】ラグビー経験者
ハンドリング・グリッド・コンタクト・ディフェンス
  ●タグラグビー講習会
【対象】ラグビー未経験者
年齢別に実施
 小学生 ボールの扱い方・タグラグビーの仕方・タグラグビーの実践
 一 般 ボールの扱い方・グリッド・タグラグビーの仕方・タグラグビーの実践

大会内容   ・リーグ戦により優勝チームを決定した。
  ・リーグは、チームの5名の合計年齢により以下のように区分した。
●オーバー60歳の部(合計年齢60歳以上)
●オープンの部(以下の参加条件のいずれか一つを満たすこと)
 1.合計年齢が60歳未満であること
 2.親子を含むチームであること
 3.選手5人の内、2人以上が15人制などのラグビーを経験したことがないこと
講習会
大会結果
○前日18:00〜宿泊先にて、大会実施要項に合わせ細部の調整を下記の通り行った。
 <打ち合わせ参加者>(関東協会) 石塚武生氏・中島修二氏・永井康隆氏
           (関東協会) 飯原雅和氏
           (山形県協会)庄司洋一
 ●ラグビークリニック・タグラグビー講習会について
 ・ ラグビークリニックは石塚氏と中島氏にしていただく。ラグビー経験者を対象とすることから内容はラグビー全般の内容で行う。クリニック実施に際して、コンタクトバック10個とボール20個を用意する。
 ・ タグラグビーは、飯原氏と永井氏にしていただく。小学生から一般まで年齢層が幅広いため、集まった段階で、クラス分けをして実施する。講習会の内容は、実技を中心に行う。
● 大会について
 ・ 大会のレフリーは、11時00分からルール等の打ち合わせを行う。(担当・菅原)
 ・コートの数は試合用コートを3つ、体験コートを1つ作成し、体験コートは、未経験者や当日
 ・参加者などの人のために開放する。
 ・試合時間は決勝のみ7分ハーフで、その他は10分1本で行う。
 ・オーバー60歳の部の優勝チームと石塚氏・中島氏を擁するドリームチームとの試合を実施する
所 見   初の試みとして、大会前日、山形市松波ラグビー場でラグビー教室を行った。今回は山形一中ラグビー部25名を対象に、ボールになれる・スペースの活用・タックルスキル等についての講習をしていただいた。中学生にとって、トップのコーチングを受けること喜びと感動を味わい、また、身近に迫る大会のスキルアップにつながった。
 タグラグビー東北大会当日は、天候に恵まれ、秋を感じさせる気温という絶好のタグラグビー日和の中、参加総数92名、全9チーム参加のもとに開催された。
 今大会のコンセプトは、前回大会同様「初心者が参加しやすく、わかる大会」「年齢の縦断的な大会」「親子が参加できる大会」である。また、タグラグビーだけではラグビー経験者には物足りないという感想から、ラグビークリニックと題してタグラグビーにとどまらず、ラグビーの講習会を実施した。
 ラグビークリニックとタグラグビー講習会は、参加者には大変好評であった。指導してくださった石塚氏・中島氏・飯原氏・永井氏の4氏の適切な指導で、参加者はラグビーのとりこになっていた。また、年齢別・スキル別に実施したことから、参加者の欲求を満たす内容で行うことができた。
 大会は、参加チーム数が少なかったことから、トーナメント方式からリーグ戦方式に変更して実施した。前回大会までは、最低2ゲームだったのが3ゲームに増加し、チームのスキルの向上とチームワークが向上した。今大会の参加者の特徴は、初心者の参加者の増加と、小学生の参加者の増加である。ラグビーボールをさわることが始めてというチーム(ゴーヤチャンプル)や、地域のタグラグビー教室に参加していた小学生チーム、また、中島氏が見学に来ていた小学生を誘って即席チームを作り大会に参加するなど、バラエティに富んだ参加者であった。また、前回大会に参加してくれた68歳の方もチームを作り参加するなど年齢層の広い大会となった。
 問題点として挙げられるのは参加者数である。広告や宣伝が後手にまわってしまったことが最大の原因である。また、タグラグビーという物珍しさが薄れてきていることや、タグラグビーは小学生というイメージが大きくなってきていることから、高校生や大人の参加が大幅に減少している。以上のことから、5年目を向かえる次回大会は、今回行ったラグビークリニックの充実と広告宣伝の強化を図り、参加者200名を目標に実施したいと考える。

 今大会を開催するにあたり、講師として、日本協会から石塚武生氏、中島修二氏、永井康隆氏、関東協会から飯原雅和氏の4名を迎え、講習会や大会の運営等大変なご尽力を頂くと共に、大会を盛り上げるために様々な面でご活躍頂きました。講師の皆様には、大会の講師としてだけでなく、参加者として、チームに入り活躍していただき、大会を大変盛り上げていただきました。本当にありがとうございました。
 様々な面でご協力いただいた、日本協会をはじめ、関東協会、山形県協会の方々、また、新庄地区協会の皆様に感謝いたします。

[HOMEPAGE]