第6回タグラグビー東北大会

【大会レポート】
 7月20日山形県新庄市「屋内多目的施設すぽーてぃあ」で第6回タグラグビー東北大会が行われた。今年は、ラグビー経験者が中心のチャンピオンカップと初心者・小学生中心のフレンドリーカップに別れて行われ、参加チーム20チームの総勢120名を越える参加者のもと盛大に実施された。今年の注目は、2連覇を目指す釜利谷クラブ(旧汐入タグクラブ)と5月に創部したばかりの仙台大学タッチフット同好会である。
 チャンピオンカップでは、オープニングゲームに早々と釜利谷クラブが登場。対するは、1年生チームの山形南高校Bチーム。小中学生かと甘く見ていた山形南は、試合開始と共に翻弄されっぱなしで、終わってみれば18対1の大敗。この試合の行方を見守っていた山形南高校チーム全員が唖然としていた。2連覇を目指す釜利谷クラブは順調に予選リーグを突破し決勝トーナメントへ。決勝トーナメント1回戦では、地元新庄神室産業電気(旧新庄工業高校)と対戦し、先制点を許すものの終始釜利谷クラブペースで試合が進み、22対8で危なげなく決勝進出。決勝戦では、同士対決を制した山形南高校Dチームと対戦。ダブルタグ(両方のタグを一度に取る)が冴える釜利谷クラブに、トライ寸前でターンオーバーを何度となく許してしまった山形南D。ショートパス・ロングパスと多彩な攻めを見せる釜利谷クラブ。見応えのある試合を制したのは釜利谷クラブで2連覇を果たした。
 フレンドリーカップは、幼児から大人まで老若男女入り乱れるチームが対戦。1回戦から接戦が続き、また、同点ジャンケン勝負もあり、参加者以上に試合を見守る親の声が大きかった。チームTシャツがいつも目立つゴーヤチャンプルーズは、優勝を目指し入念な作戦とトレーニング?を積んで参加してきたものの、初参加の仙台大学タッチフット同好会Aに敗退。仙台大学タッチフット同好会は、初参加とは思えないほどの動きで、試合が進むに連れて強くなり、Bチームが決勝へ。決勝は地元新庄のラグビースクールの新庄あじさいラガーズ。両チームとも決勝戦に相応しいファイトあふれるプレーで、点の取り合いになり、後半の最後にトライを立て続けにとった新庄あじさいラガーズが初優勝に輝いた。
 今年は、年中の幼児から70歳までと年齢層が幅広く、また、以前参加し小学生が中学生としてチャンピオンシップに挑戦したりと、面白みのある大会になった。また、昨年から参加している釜利谷クラブのように東北以外からの参加も受け付けているので、数多くのチームが、来年もチャンピオンカップを目指し、参加してくれることを願う。

[HOMEPAGE]