第7回タグラグビー東北大会

【大会レポート】
  7月18日(日)山形県新庄市「すぽーてぃあ」で第7回タグラグビー東北大会が行われた。今年も、初心者・小学生中心のフレンドリーカップとタグラグビーチャンピオンを目指すチャンピオンカップの2つのカップを目指し行われ、参加チーム24チームの総勢150名を越える参加者のもと盛大に実施された。
今年の注目チームは、フレンドリーカップでは、2連覇を目指す新庄あじさいラガーズと初参加の舟形町立堀内小学校、チャンピオンカップでは、3連覇を目指す釜利谷クラブと3連覇を阻止するために参加した関東学院大学OBと現役で構成したカマリアンビューティーズである。
 フレンドリーカップでは、1回戦、昨年優勝チーム新庄あじさいラガーズAが初出場堀内小学校と引き分けるという大波乱から始まり、キャプテンによるジャンケンによって、堀内小学校が準決勝に進出した。この試合の行方に一番驚いていたのは、両チームに関わっている森暢仁先生。森先生は堀内小チームの担任の先生であり、あじさいラガーズの指導者でもある。参加者としても、第1回大会から参加している森先生を中心に山形県新庄地区のタグラグビーのレベルもめきめきアップすること間違いなし!
山形ラグビースクールからは3チームがエントリー。その中で、1回戦から安定した戦いをしていたのが山形RSどすこいず。1回戦で地元の新庄養護学校の先生方が中心となっているゴーヤチャンプルーズを難なく蹴倒し、準決勝でも堀内小に安定した戦いで決勝へ進出した。
決勝戦は、この山形RSどすこいずと新庄あじさいラガーズBとなった。山形RSは鋭いパスワークとライン際での粘り強い走りで、新庄あじさいラガーズBを翻弄。新庄あじさいラガーズBも粘りを見せたものの、終止安定した戦いと的確なタグで16対12で山形RSどすこいずが優勝した。
 チャンピオンカップでは、予選リーグ、下馬評通り釜利谷クラブの釜利谷ワイルドナイツ・釜利谷G'sファイターズと、カマリアンビューティーズが予選プールを1位で通過。激戦のDグループでは新庄神室産業高校チームが決勝トーナメント進出を果たした。
予選プールに参加した秋田県立大学チームは、部員不足のため公式戦に1度も出ることができなかった4年生の最後の思い出に参加してくれた。大会当日大雨のため道路が通行止めになり、試合直前に到着しウォーミングアップをする間もなく、釜利谷G'sファイターズと対戦し、5対14で敗れ、続く白石工業高校Bにも敗れ予選敗退。4年生が卒業しまた部員が減るが、新入部員と共に来年のチャレンジに期待したい。
 決勝トーナメント1回戦第1試合は、外のスペースを活かすワイルドナイツとタグ周辺への鋭いショートパスの上手いG'sファイターズの戦いとなり、目が離せない一進一退の戦いとなった。結果は16対12でワイルドナイツが勝利。3連覇に向けて一歩前進となった。第2試合はカマリアンビューティーズの華麗なサインプレーあり、スペースを活かしたロングパスありで観客を魅了した。負けじと新庄神室産業高校もサインプレーで攻撃するも、カマリアンビューティーズの組織的なディフェンスに阻まれ終わって見れば、14対3でカマリアンビューティーズが勝利をおさめた。決勝戦は、釜利谷ワイルドナイツ対カマリアンビューティーズで、一つのミスが得点につながってしまう接戦となった。タグ後の3歩以内のパスが思うようにできないビューティーズ。タグを連取されターンオーバーに苦しむワイルドナイツ。7分ハーフの激戦をものにしたのは、16対14で釜利谷ワイルドナイツであった。ワイルドナイツは2月横浜カップから数えて3連続のタグ大会優勝。このチームにストップをかけるのはどのチームか、今後のチャンピオンカップに注目したところだ。
 今年も年長の幼児から60代までと年齢層が幅広く、体力にあったカップを目指して参加していただいたことに感謝したい。来年も今年から更に進化した大会にしたいと考えているので、数多くのチームが、フレンドリーカップ・チャンピオンカップを目指し、参加してくれることを願う



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